事業の多くがSDGs達成への取り組みに該当。
「SDGs達成への取り組みについて社内外に情報発信しながら、より愛される企業に成長したい。」
あさひ製菓株式会社（山口県柳井市、代表取締役社長：坪野恒幸）のSDGs達成への取り組みの一部が、農林水産省のWebサイト「SDGs×食品産業〜持続可能な社会と食品産業発展のために私たちにできること〜（https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sdgs/）」で公開されています。
当サイトで山口県内の企業の取り組みが公開されるのは初めてです。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは
SDGsとは、「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS（持続可能な開発目標）」の略称で、すべての国連加盟国が2030年までの達成を目指す、経済、社会、環境に関する17の目標のこと。
「誰も置き去りにしない」という大きな理念の元に定められています。
農林水産省のWebサイトでは３つの取り組みが公開
農林水産省のWebサイトでは、食品業界の積極的な参画を得られるよう、既に実践的にSDGsに取り組んでいる食品事業者の取り組みを中心に、SDGsと食品産業のつながりが紹介されています。
2020年8月13日時点で、食品業界の大手企業を多く含む、47の企業の取り組みが公開されています。
当社の取り組みのうち農林水産省のWebサイトで公開されたのは次の３つです。
①【目標３ すべての人に健康と福祉を】への取り組み：食物アレルギー対応スイーツの研究・開発に力を入れていること。
当社は、2020年1月に「アレルギー対応スイーツ専門店(non)[ノン]」というブランドを立ち上げました。
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(non) 公式サイト：https://www.allergen-free-sweets.com/
「食物アレルギーで困っている人に、美味しいお菓子を届けたい。スイーツを食べて感動し、笑顔になってほしい。これが(non)の１番の思いです。“アレルギーフリーのスイーツは美味しくない”そんなイメージを覆すことを使命とし、妥協は許さず美味しさを追求します。」これが(non)のブランドコンセプト。
実店舗は持たずに、公式サイトやSNSで商品の販売やスイーツの楽しみ方などの情報配信を行っています。
②【目標５ ジェンダー平等を実現しよう】への取り組み：女性が働きやすい環境づくりを行い、女性従業員の活躍を応援していること。
従業員約400名のうち約80%を女性が占めており、管理職従事者に占める女性の割合は、8月1日時点で29%。短時間勤務制度の導入や、ひとりひとりの環境に合った多様な働き方ができる環境を整備していることもあり、育休取得率は100%。山口県の「やまぐち女性の活躍推進事業者」「誰もが活躍できるやまぐちの企業」にも認定されています。
また、ノー残業デーの導入や、行政の支援を受けながら「働き方改革ミーティング」を開催するなどして、働き方改革にも取り組んでいます。取り組みの結果として、時間外労働時間数は全社で31,315時間（2018年4月〜2019年3月）から25,815時間（2019年4月〜2020年3月）になり、約18%の削減を実現しています。
③【目標12 つくる責任つかう責任】への取り組み：食品ロス削減対策に取り組んでいること。
当社は、2004年に「ハーフスイーツ」というアウトレット店をオープンしました。本社にある菓子工場で製造中に形が崩れてしまったり、果子乃季・シュシュ・シュクルヴァンなどで、賞味期限が短くなったりして店頭に出せないスイーツやパンを、定価の半額で販売しています。
ハーフスイーツHP：https://www.kasinoki.co.jp/harf/01t.htm
また、運営している約50店舗全店にネットワークを完備することで、商品の在庫状況をリアルタイムで把握し、効率的な生産計画や店舗間の在庫移動を可能にすることも食品ロスの削減に貢献しています。
社内全体での商品の廃棄率（店舗に納品した商品金額に対する廃棄した商品金額の割合）は前々年度（2018年7月～2019年6月）が前年対比90%、前年度（2019年7月～2020年6月）は前年対比97.1%と減少傾向。お客様にはお菓子を存分に楽しんでいただきつつ、食品廃棄を削減できるように様々な工夫を凝らし続けています。
あさひ製菓の事業内容の多くがSDGs達成への取り組みに該当
児童養護施設へのクリスマスケーキのプレゼントや、地元食材を使った商品開発、障害者雇用の推進など、他にも当社が取り組んでいる事業のうちSDGs達成に関連するものはたくさんあります。
あさひ製菓のSDGs達成への取り組み紹介ページ：https://www.kasinoki.co.jp/sdgs/index.html
「“SDGs”という言葉がまだまだ馴染みが薄いのが現実ですが、当社の取り組みについてはHPで社外へ公開したり、社内にもポスターを掲示したりして認知してもらうようにしています。より多くの人にSDGsのことも当社のことも知っていただくきっかけになれば嬉しい。今後も、積極的にSDGs達成に取り組むことで、より愛される企業に成長していきたいと思っています。」と坪野社長。